【イヌ】【ネコ】避妊手術を「やるメリット」と「やらないメリット」
2017.6.7 -[ご挨拶]
暑い日が増えてきましたね!!
コンクリートを触るとアツアツな時も
これは気をつけないといけませんね。
ワンちゃんのお散歩前には地面の温度を確かめてからするといいですよ
さて、今回は避妊手術についてです。
大まかにはネコさんとワンちゃんは同じ内容になるので、今回はまとめて書いていこうと思います。
去勢手術については・・・
前回、前々回↓
【ネコ】去勢手術をやることのメリット
前々回:http://ameblo.jp/you-juisi/entry-12277373849.html
【ネコ】去勢手術をやらないことのメリット
前回:http://ameblo.jp/you-juisi/entry-12279405188.html
去勢と避妊の区別がつかない方もぜひご覧ください
さてさて、今回も結論から言います。
避妊手術はできるだけ早め(6ヵ月齢位)にやりましょう!
命にかかわる病気になることも
男の子なら多少時期が遅くても命に関わるようなことはないですが、女の子は若くても死亡することがあります。
○子宮蓄膿症を予防する!!
これですよ、これ
この病気だけで何週間かにわたって記事が書けてしまうのですが…今回は簡単に。
読んで字のごとく、子宮に膿がたまる病気です。
発情や生理の後になりやすいです。
もしその頃に元気や食欲が無い、水をやたら飲む、熱がありそうなんてことになったらすぐに病院へ行きましょう。場合によっては3日ほっといただけで死亡することもあります。
余談;
「イヌの生理はヒトのそれとは発生の仕方がまったく違うから、生理なんて呼ぶんじゃない!!」
と学生時代、偉い先生に言われた気がします。
確かに違うのですが、飼い主さんには生理と言った方が伝わりやすいし、メンドクサイので他の重要なところを忘れられてしまうのであえて触れないことにしています。
○乳がんを予防する!!
乳腺のしこりは、イヌで50%・ネコで80%近くの確率で悪性です。ガンです
腫瘍ができる確率は、発情が来るたびに上がっていきます。
ちなみに、2回目の発情がきてしまうとその後の発生確率は変わらないので早く手術するのがおすすめです。
○ワンちゃんでは偽妊娠が起こらなくなります
実際には赤ちゃんはできていないのにまるでできたかのような行動をしたり、生理的な変化が起こることを偽妊娠と言います。
これになるとまぁ、大変なんです。
食欲が落ちたりやたら神経質になったり。
イラストはネコちゃんですが…笑
可愛く描けたので許してください
○望まない妊娠を避ける
ワンちゃん、ネコちゃんは一度の妊娠で何頭か産みます(品種にもよりますが)。
全ての仔と暮らしていくのは大変なのでもらってくれる人を探したり、最悪殺処分する方も少なくありません。
細かいことを言えばまだまだありますが、大まかにはこんなもんでしょうか。
とまぁ、ここまで言っても避妊手術はしないぞーーー!!!という方はいますので、手術しないことのメリットもお教えしましょう
避妊手術しない場合…
○性格が変わるリスクが無い
避妊手術をすると、たまに性格がきつくなる仔がいます。
女性ホルモンが出なくなるからだと思われます。
んーーーーーー、正直これ位しか思い浮かばないです
これ以外は男の子と同じなので前回の記事をお読みください。
6月に入って世間は梅雨モード
動物病院の忙しさは少しだけ落ち着く…かなぁ。
余談、お食事中の人はごめんなさい。
うちの子(白黒くん)は割と潔癖です。
主におトイレ。中にはどうしても入りたくありません。し終わっても通常なら砂をかいて匂いを隠すのですが…うなくんはトイレ周りのフローリングをせっせかせっせかカリカリします(匂いは消したいらしい)
それにしている最中も中には決して入ろうとしません
こんな感じ
⚠︎ちょっと手ブレ
おっさんみたい