【番外編】お薬の飲ませかた ウサギ・フェレット編
2018.11.29 -[症状から考えるシリーズ]
今週もこんにちは
(実際は)いつもテンション低めの獣医師youです
登場人物紹介
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;筆者です。獣医師のyouと申します。
今更ながらウォーキング・デッドにはまっています。
ついついもう1話となってしまう。おかげさまで今日も寝不足
が、スタッフには赤ちゃんがいると毎晩大変ですねと言われています。
;動物看護師。いつも無茶をする獣医師youの監視係でもあり妻さんでもある。
このブログのイラストも描いています。
魔王『KOTATSU』の魔力とヒマツブシ四天王『ウォーキング・デッド』により廃人化。
;おたまちゃん。最近人間界にデビューした女の子。
指を目の前に持っていくとくわえようとする。
すでにゾンビ化している模様。
;2匹のニャルソック。つみれ(三毛)・うなぎ(黒白)と呼ばれている。
常に家の中を徘徊。ゾンビ化疑い。
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私共夫婦は割とミーハーなんだと思います。
これが美味しいと聞けば、遠くだろうとわざわざ食べに行きます。
これが面白いと言われれば、一度はやってみます。
その流れからか、海外ゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」に手をつけてしまいました
シリーズ合計100時間(たぶん)。
ゾンビウイルス?の蔓延により、世界中のほとんどがゾンビになってしまった世界のお話
いけないものに手をつけてしまったように思いますが、後には引けません。
ちなみに、もしこんな世の中になってしまったら…と考えましたが、
「自分は、はじめの段階で間違いないくゾンビ側」
なので、考える必要がありませんでした。
そんなに生命力ありませんので。
(以前もこんなお話をした気がします)
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なんてくだらない話はさておき、
お薬の飲ませ方 ウサギ・フェレット編
として話を進めていきたいと思います。
ウサギさんやフェレットさんもお薬飲ませにくい動物ですよね
場合によっては噛み付かれたりすることがありますし、押さえ込んだら簡単に骨折することがあります。
十分に気をつけてやってくださいね。
ウサギ
錠剤…で飲ませるのはかなり困難かと思います。
粉薬…は缶詰などに混ぜて与えることが多いと思いますが、これはウサギさんではあまりやる方法ではありません。柔らかいものを普段から与えている方は少ない(はず)です。
当院では、粉薬と注射器のポンプをお渡しして、粉薬をお水に溶いて直接口に入れるようにお話ししています。
(ウサギさんは、基本的に嘔吐ができない動物です。つまり、飲み込んでしまえば吐き出すことはありません。)
①お薬の準備
注射器に水道水を吸い、その水でお薬を溶き、注射器に吸い戻します。
②ウサギさんの準備
必ず床の上で作業しましょう。(飛び降りたら危険です)
性格にもよりますが、暴れる場合はバスタオルでくるみます。
この時、前足が出ないように包むのがポイント。
③薬を飲ます
ウサギさんを足の間に挟んで、前歯の横から注射器を差し込み、お薬を押し出します。
意外と苦いお薬でも飲んでくれる場合が多い(と思うんですが皆様どうでしょう)です。
フェレット
錠剤…大人しい仔の場合、口の中に放り込めば飲み込んでくれます。
ですが、それは稀なパターンかとも思うので基本的な与え方を説明します。
当院では、粉薬(たまに液体)で処方することが多いです。
①お薬の準備
ニュートリカルやフェレットバイト、缶詰などフェレットさんの好きなものを準備します
スプーンの上に好きなものとお薬を入れ、混ぜ合わせます。
好きなものは一息で食べ切れる量にしてあげてください。
②薬を与える
そのまま口の前に持っていくと食べてくれます。
この方法で飲めない場合、ウサギさんと同じ方法を行います。
粉薬を液体に溶いて、シリンジで口の中に入れる方法です
動物さんによって、やれる方法が異なるので注意してくださいね
お薬が飲めるか飲めないかで治る病気も難病となってしまいます。
普段から好物は奥の手として取っておくようにしましょう
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“勝手にイヌネココラム”
Q;マイクロチップの交換って必要なんですか?
A;マイクロチップの寿命は30年くらいと言われています。
ワンちゃん・猫ちゃんの寿命から考えると、交換は必要ないです
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余談、
イラストだと伝わりにくいかなと思うので
うちの親衛隊に協力して頂きました
ご参考までに!
注意点としては、体重で押さえ込まないようにして下さい。





