いつも私が居る院長室には空調がなく、換気扇もありません。

空気が全く循環しないので、夏は暑く、冬は寒い。

 

せめても、と扇風機を買ったところあまり暑い時期では無くなってしまいました。

いつもタイミングの悪い獣医師youです。

 

 

登場人物紹介◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

；筆者です。イヌネコさんなど小型哺乳類の診察をしています。

　　  魚を捌く動画を永遠と見るのが趣味。

　　  あ、全く捌けませんけどね。魚料理が好きなのでみているだけです。

　　 

；動物看護師長。おたアヒママ（おたまアヒルのママ）。言いにくい。

　　  産後太った…らしい。

　　  私に比べれば100倍くらいまし。出産していないのにこのお腹。

 

；走り方が独特な2歳児。髪型はまろやかな葉加瀬太郎。おたまと呼ばれる。

　　  バーバ、マッマと離れるときには大泣きする。

　　  ただ5分後にはケロっとしている。

　　  半分嘘泣きなんじゃないかと思っている。

 

；アヒル先生。産まれたてホヤホヤのホモサピエンス。顔が土偶と完全一致。

　　  週1回くらいしか会わないのでよく分かりませんが…

　　  いつ見てもよく寝ている。赤ちゃんってこんなに寝てたっけ

　　  今日も眠れる土偶に会いにいきます。

 

 

；二匹の猫（つみれ、うなぎ）とハリネズミ（うに子）。

　　　　　  近頃、わざわざうに子を見に来てくれる人がたくさんいます。

　　　　　  「いつ来ても寝てるねー」…すみません。

 

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どうやってやるのか私にはよく分かりませんが…

 

電話かけたときに、「トゥルルルルルルr トゥルルルルルルr」じゃなくて、「〜〜（何かの音楽）」にしている人いますよね。

 

飼い主様に電話をかけたときにこれにしている人がたまにおりまして…それが知っているアニメの曲だとテンション上がります。

 

 

自分もやりたい…でも趣味がバレるのは恥ずかしい…

 

そんなめんどくさいお年頃です。

 

 

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さて、今週も勉強していきましょう

 

今回からはネコの肥大型心筋症

についてです。

 

心筋症って色々ありますが、その中でもネコの心臓病としては多いと言われています。

徐々に徐々に進行していき、ときには突然死する可能性もある病気。

早めに見つけないといけないわけです

 

 

どんな症状が出るのか、治療は？家で気をつけないといけないことは？などなど、紹介していきます。

 

 

 

○ネコの死亡理由としては毎回上位

データを出している会社さんや年度によって若干異なってはきますが、４位くらいに入ってきています。

結構多い病気ですよね

 

ちなみに１位はいつも慢性腎不全です。

 

 

 

○心筋症には色々ある。

まぁ、ここは獣医さんが治療をする上でわかっていればいいんじゃないのかなーと思ったりもしますが　笑

 

心臓の筋肉（心筋）がどんな状態になっているかで名前が決まります。

・心臓の壁が薄くなって、中の空間が広がっている拡張型心筋症

・心臓の壁が厚くなって、中の空間が狭くなっている肥大型心筋症

・中の空間にベッタリと何かが張り付いて、心臓が動きにくい拘束型心筋症

などなど。

 

なんて感じになっています。

 

 

 

○こんなネコさんがなりやすい

と言ってはみたものの、一概には言えないのが本音。

 

・メインクーン、

ラグドール、

アメリカンショートヘア

では遺伝的になる

とは言われますが、実際一番多いのはMIX（雑種）です。

 

・オスの方がなりやすい

 

・高齢の病気…ではない。

診断時の年齢幅は6ヶ月〜20歳。どんな年齢でもなる可能性はあります。

 

 

 

○見た目が健康でも要注意

困ったことに、ネコさんは症状を隠す生き物です。

元気そうに見えても、実は心臓病でしたなんてことはよくあります。

 

とあるデータでは、健康そうに見えるネコの15％ほどが肥大型心筋症でした…

なんてものもあります。

 

普段から健康診断（それもしっかりしたやつ）していないとわからないじゃないか

と思ってしまいます。

 

 

 

 

 

では、逆にどんな症状が出ていたら危ないのか、調べ方はなどは次回までお待ちください

また来週

 

 

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“明日から使える（）生き物の不思議クイズ”

 

Q;ヤマイヌの正体は何だか知ってますか

 

　A：キツネ　　B：オオカミ　　C：野良犬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A;

そもそもヤマイヌって最近は言わないのでしょうか。

もののけ姫に出てきた、あの白い動物です。

 

ヤマイヌは元々、山奥で生活していました。

柴犬よりひと回り大きな体格で、いつも数匹で群れを作って生活していたと言われています。

 

ただ、江戸時代後半には狂犬病の蔓延にて数が減り始め、明治に入るとジステンパーという病気（今でも混合ワクチンで予防していると思います。）でさらに数が減ってしまいました。

 

なんとなくどの動物かわかりました

そう、オオカミですね。

 

ということで答えはBのオオカミでした。

 

 

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余談、

今週は猫さんについてです

大体の猫さんは環境が変わると緊張したり、興奮したりします。

病院と言う不慣れな場所ではいつも以上に症状を隠してしまう子がほとんどです

なので、お家での様子を動画で撮っておくと早期発見や早期治療の手助けになるのでおススメです

今週はここまで！

雨が降って冷え込んできましたね

気温の変化に体調を崩されませぬよう、お気をつけてお過ごし下さい

最後までお付き合い頂きありがとうございます

また来週