【イヌ】【ネコ】歳のせい…?ちょっと待って、「認知症」かも?③
2020.11.20 -[ハリネズミ]
もうコタツを出してしまいました。
家から猫の姿が消えました。
ご飯の時だけ飛び出してくるので、どうやって出口を塞いでやろうか検討中の獣医師youです。
登場人物紹介
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
;筆者です。イヌネコさんなど小型哺乳類の診察をしています。
コタツが出てくると布団で寝なくなる。で、風邪ひく。
学びません。
;動物看護師長。おたアヒママ(おたまアヒルのママ)。言いにくい。
当ブログのイラストレーターでもあります。
明け方、アヒル先生にミルクをあげてそのままコタツで寝る。
誰かの様に風邪ひかないか心配。
;走り方が独特な2歳半児。髪型はまろやかな葉加瀬太郎。おたまと呼ばれる。
風邪を持ってくるのはこの方。
保育園で流行った風邪は強力なので、すぐに感染します。
;アヒル先生。産まれたてホヤホヤのホモサピエンス。顔が土偶と完全一致。
最近、鼻糞がやたら大きい。
…風邪なのか、これが普通なのか不明。
;二匹の猫(つみれ、うなぎ)とハリネズミ(うに子)。
そういえば全く風邪をひかないこの人たち。
飼い主はほぼ毎日、風邪っぴきの子たちに触れているのだが…。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
最近発見したのですが、Yahooのトップページをしたにスクロールすると、トピックス()みたいな小ネタの記事があるんです。
そこに出てくる食レポを眺めるのが楽しい。
業務用スーパーがどうとか、カルディがどうとか、コンビニのあれがうまいとか。
ミーハーな私はすぐに食べたくなってしまうので、良い加減にして欲しいところ。
そんなに量を食べられなくなってきているので、多少高くても美味しいものが食べたい。
そんな要望に答えてしまうので、全く飽きないのです。
で、休みになると喜んで買いに行ってしまうんですよね
それがたとえ、ただの宣伝だと分かっていても。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、3回目になりました。
ここしばらく認知症について書いています。
歳をとれば誰もが直面する可能性のある問題。
若いうちからの予防が重要となりますので、知っておいて損はないかも…
合わせてこちらもどうぞ
【イヌ】【ネコ】歳のせい…?ちょっと待って、「認知症」かも?①
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12630674892.html
【イヌ】【ネコ】歳のせい…?ちょっと待って、「認知症」かも?②
今回から治療について解説していきますね
認知症は完治を望めない…とは言いましたが、進行を遅らせることは十分にできると思います。
お家でも簡単にできる方法も混ぜてご紹介していきますね。
○治療法は大きく分けて4つ
これをやっておけば大丈夫というものは無いですが、色々なものをバランスよく取り込んでいくことが大事です。
・環境面のケア
・サプリメント療法
・食事療法
・薬物療法
獣医さんと相談しながら、その仔その仔に合わせたケアをしてあげてください。
それぞれをちょっとずつご紹介いたします。
〈環境面のケア〉
○ヒトも動物も快適に生活できる環境に。
認知症の症状や程度はそれぞれ異なります。
例えば…
・トイレをうまくできない
複雑な場所に設置しない、近くに置く。失敗する前提でペットシーツを敷き詰める
・ふらつきや転ぶなど
足に滑り止めグッズを着用する、ヘッドギアをつける、周りをクッションで埋め尽くす
・隅っこや角で立ち止まってしまう
円形のサークルの中で生活する
と言った具合に、対症療法的ではありますが、やってあげる必要があります。
○ご飯を食べないんだけど…
ご飯については、食べにくいから食べないのか、体調が悪いからなのか、食べ方がわからなくなったからなのか、わからないんですね。
(これが寿命だから…という考え方もありますが、本当は食べたいのかもしれません。それがわかれば苦労しないのですが)
それでも日々生きているだけでエネルギーは消費していくので、なんとかして食べる方法を考える必要があります。
・首を下げるのがしんどいのかも
器を高いところに置く
・うまく噛めないのかも
ふやかしてあげる、スープ状にする
・食べない理由が全くわからない
その場しのぎではありますが、鼻や胃にチューブを入れるという方法もあります。
○できる限り頭と身体を使う生活をする。
この辺は、動物行動学のお話になってしまいますが…
・お散歩をする
・ご飯はただあげるのではなく、宝探しゲームの様にする(余談参照)
・コングなどのおもちゃを利用する
・朝は日光に当てる(ホルモンバランスがどうのこうので大事なんです。)
と、できる限りコミュニケーションをとりながら、そして刺激を受けながら生活することが大事になります。
深掘りすると永遠と終わらないので、詳しくはお近くの獣医さんにご相談ください
次回はサプリメントや食事療法について書こうと思います。
では、また来週までお元気で
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
“明日から使える生き物の不思議クイズ
”
Q;トンボは歩く
A:スタスタ歩く B:スキップ気味に歩く C:歩かない
A;
トンボにも足はあります。
飛んでいない時には足を使ってとまっています。
足があるなら歩くんじゃ…と思いますが、歩きません。
なら何のためにあるのか。
その答えは、餌となる虫を捕まえるため。
トンボの足をよーーく見てみると、毛がたくさん生えて獲物を捕まえておくのに最適な形になっています。
ということで、答えはCの「歩かない」でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
余談、
普段ワンちゃんやネコちゃんに日頃おやつをあげていませんか?
もし、あげているのであれば、(認知症予防にも効く!)脳トレを一緒にしてみませんか
簡単にできるので是非試してみてください
手順はこう
① 空箱をいくつか用意し、それをランダムに並べます。その中の一つにフードやおやつを入れます。
② ワンちゃんやネコちゃんは匂いを辿って大好物に辿り着き、食べます。食べたら、一旦部屋から出て頂くか、気を反らせます。その隙に、フードの入っていた箱を移動させます。
あとは繰り返すだけ!
空箱さえ用意できれば、すぐにでも始められるのでおすすめです
是非!お試しください
今週はここまで!
更新が遅れてしまい申し訳ありません
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
また来週