【チンチラ】命を取られるリスクも!尿路結石に要注意!②
2021.10.18 -[症状から考えるシリーズ]
ふるさと納税の時期()がやってきました。
色々なサイト見て悩みながら選んでいますが、結局同じものを選んでしまう獣医師youです。
登場人物紹介
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;筆者です。動物のお医者さんやってます。割とポンコツです。
メニューが多ければ多いほど決められない派。
;動物看護師長。おたアヒママ(おたまアヒルのママ)。言いにくい。
メニューが多ければ多いほど決められない派2人目。
たまには気が合う。
;よく泣くジャイアン。3歳児。新人1号。おたまと呼ばれる。
メニューを見て決めるのは早い。
わざと悩むような提案をしてもブレない。
;アヒル先生。新人2号。後頭部にも毛が生えてきた1歳児。
近頃は食べられるものとそうでないものの違いがわかる様になった。
違いがわかる生き物になってくれてよかったです。
:訳あって集まって来た動物たち。
:我が家の掃除機係、うなぎさん。
食べられればなんでもいい派。食い意地が張っているので絶対吐かない。
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ふるさと納税、やっていますか
ただ納税して何か貰うだけっていうのも面白くないので、妻さんとプレゼント交換的にやっています。
お互いに注文した内容は内緒にして、私は妻さんのものを、妻さんは私のものを発注するんです
届く頃には何を選んだのか忘れていますが、ちょっとしたイベントみたいで楽しいです。
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マニアックな話を引き続き。
チンチラの膀胱結石
そもそも、チンチラさんを知っている方がどれほどいるのか…という疑問もありますが
フワフワのアイツですね。
ネコさんでも同じ名前の品種がいますが、そっちではありません。
前回は、チンチラさんもイヌネコさんと同じように膀胱結石ができることがあり、血尿や尿道閉塞を起こすので気をつけましょうということでした。
【チンチラ】命を取られるリスクも!尿路結石に要注意!①
では、できてしまった後はどうするのか、一緒に考えていきましょう。
○治療法は…
完治を目指すのであれば、外科手術になります。
膀胱や尿道内の石を取り除くことが第一の目標です。
ただ、イヌネコさんに比べて手術のリスクが高いことや、手術後の傷の管理(いじってしまったり、食欲がなくなってしまったり)が大変であることは理解しておかないといけません。
傷の管理に関しては、他のエキゾチック動物に比べると受け入れてくれる(触らずにいてくれる)ことが多い気はしていますが…
手術しないで勝手に治る…というのはあまり期待しない方がいいと思います。
○再発率が高い
とある文献では、再発率は50%と言われています。
再発までは平均70日くらい。
中には1年半くらい経ってから再発した場合もあります。
手術後も定期的にチェックしながら様子を見る必要があるということです。
○さらに、再発した場合…
嫌な話続きで申し訳ないのですが、再発した場合は予後が悪いという文献もあります。
・再発した場合の生存期間…平均1年ちょっと
・再発しなかった場合の生存期間…平均6年くらい
かなり大きな差があることがわかります。
これらのリスクと、手術をしなかった場合のリスクとどちらがいいのか、しっかり獣医さんと話し合って決めてもらいたいと思います
○予防は
おしっこを薄くするために、できるだけ多くのお水を飲んでもらうこと。
炭酸カルシウム結石の原料はカルシウムなので、カルシウムを制限したフードにすること。
が提案されていますが、効果のほどは不明とも言われています。
チンチラさんも定期的な健康診断をしてあげないといけない動物さんです。
せめて半年に1度はレントゲンを撮ってもらう、というのはいかがでしょうか。
膀胱の中に石が出来るだけ、と言ってしまえばそれまでですが、比較的悩まされることが多い病気なので紹介させていただきました。
周りにチンチラさんを飼育している方がいたらぜひ教えてあげてください
では、また。
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“明日から使える生き物の不思議クイズ
”
Q;6500万年前に滅亡した恐竜の子孫は
A:トカゲ
B:トリ
C:ワニ
A;
恐竜は6500万年前、地球に衝突した隕石によって滅亡したとされています。
確かにこれによって大型の恐竜はいなくなってしまった様なのですが、最近の研究では羽毛のある恐竜がその後の時代に生きていたと報告されています。
恐竜の姿形からは、その子孫はトカゲのような生き物に思われますが、6500万年前にトカゲはすでにいたとされています。
ということは、子孫ではないと考えることができます。
ということで、答えはBの「トリ」でした。
…知らなかったです。
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今週はここまで!
最後まで読んで頂きありがとうございます
また、来週