【イヌ】見知らぬ、病名 (犬伝染性気管気管支炎:ケンネルコフ)第弐話
2023.1.29 -[症状から考えるシリーズ]
昼寝をすると、深夜の仕事が捗る獣医師youです。
登場人物紹介
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:筆者です。お腹のタプタプが止まりません。
昼寝をしないと午後がしんどく感じています。
将来の夢は病院にポケストップを立てることです![]()
:動物看護師長。おたアヒドグーのママ。週4日出勤です。
ポケストップを立てるためには、高レベルのプレイヤーの承認が必要。
高レベルのプレイヤーにされるため、日々歩かされています。
:おたま。子育てマウント系幼児。プクプク4歳半児。
:アヒル先生。2歳児。すぐ手が出る (おたま談)
:ドグーさん。離乳食なら吐かない…と思いきや、相変わらず前触れもなく吐きます。反芻系0.5歳児。
:「パッパ、ポケモンやってるのー
」ポケモンという単語はどこで覚えたのでしょう。
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:訳あって集まってきた動物たち。
:ポケットに入れようとするとウンチをする。ある意味ポケットモンスター。
病院ハリネズミの「うにこ」
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お気付きの方はお気付きかと思いますが、前回と今回の題名はエヴァンゲリオンの題名をインスパイアしたものにさせていただいております。
残念ながら、今回か次回で冬の感染症フェスティバルはおしまいなのです。
この先の題名も考えていたのになー![]()
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・鳴り止まない、電話 第参話
・診察、逃げ出したあと 第四話
・休憩なし、心はどこかに 第伍話
・決戦、検査結果報告 第六話
…実際の内容がそんなに多くなかったので続きませんでした。
(元の題名は
で確認してください
)
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ワンちゃんの感染症、第三章。
犬伝染性気管気管支炎
(ケンネルコフ)
2回目です。
前回のやつ![]()
【イヌ】咳、襲来 (犬伝染性気管気管支炎:ケンネルコフ)第壱話
ケンネルコフがなんだか、前回でなんとなくわかっていただけたと思います。
様々な病気の総称であるケンネルコフ。
どうやって診断していくのか、治療法はあるのかなどについて書いていこうと思います。
○ん〜〜…多分、ケンネルコフですね![]()
「なんだこの先生、何も見ずに病名言ってるけど大丈夫かな」
と思った方もいるかもしれません。
診断は、飼育環境や年齢、咳などの症状を見つけることで疑っていきます。
確認や重症度、そのほかの病気の除外のために検査をします。
血液検査では、異常が出ることはあまり多くありません。
また、レントゲンでは正常か軽い異常が認められる程度。
原因となる病原体を見つけたいのであれば、鼻や喉をぬぐったもの(スワブと言います)を検査センターに送ることもあります。
が、病気によっては検査時にはいなくなってしまっていることもあるので、検査結果は陰性となる可能性があります。
○ほっときゃ治る![]()
という先生もいらっしゃることでしょう。
あながち嘘ではありません。
多くの場合、自然治癒すると言われることも。
ほっとくというのは少々乱暴ですが、気温や湿度の管理、興奮するような運動も控える(興奮すると咳が出てしまうため)ことで改善が見られることがあります。
ただし、本当にケンネルコフならの話ですが![]()
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では、どのような場合に治療を行うのでしょうか![]()
なぜ治療が必要なのでしょうか![]()
○新たな感染(二次感染)を予防する
抗菌薬の使用ですね。
もちろん、すでに細菌感染をしていることを疑う場合にも使用はしますが、ケンネルコフで体力が落ちている時に更なる感染症にかかってしまうことを予防するときに使用することがあります。
とても若い時にかかることが多いケンネルコフ。
まだ免疫力も安定していない時期なので、注意が必要なんです。
○気管を広げるお薬や、咳を止めるお薬の使用
一般的に、気管支拡張薬や鎮咳薬と呼ばれるものです。
咳が多い場合には特に使用を考えます。
夜、寝られていない場合や普段の生活に支障が出ていそうな場合にも検討します。
ただし、咳は出るべくして出ているもの。
タンが絡むような咳をしている場合には、むやみに鎮咳薬を使用するべきではないとの意見があります。
タンを外に出せなくなってしまうことで、肺炎になってしまう可能性があるからです。
○噴霧吸入薬を使用する
タンなどの分泌液を柔らかくして、外に出しやすくするようなお薬です。
これを霧状にして吸わせるんですね。
一般的にネブライザーと呼ぶ方法です。
○治療は長く続くことも。
ここ、重要です。
本人の免疫力や環境によっては、何週間も治療が必要になることがあります。
お薬を使ったからといってすぐに良くなるわけではなく、悪化しないことを目的に治療することもあるので、長い目で付き合って貰えるとありがたです![]()
『時間が無い方はここを読めば完璧
のコーナー』
・問診や触診で疑っていく病気。もちろん、検査も重要です。
・放っておけば治ることもある。
・抗菌薬や気管支拡張薬、咳止めの薬などで治療していく。
・場合によっては治療は長引きます。
これで完璧![]()
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これまでの病気の中では割と軽めの病気という印象だったかもしれません。
ただし、感染力はとても強いので多頭飼育などではあっという間に広がります。
悪化する前にしっかり治療をしましょう。
では、また来週![]()
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知らなきゃよかった生き物の不思議
のコーナー
「ホッキョクグマは毛を刈ると○○くなる
」
陸上で最大の肉食動物であるホッキョクグマ。
動物園で1度は見たことあると思いますが、何色だったか覚えていますか![]()
そう、白ですよね。
でも肌の色は黒なんです。
これは、北極の寒い環境でも効率よく熱を吸収するため。
実は、毛も白いわけではなく光の加減で白く見えているだけなんです。
ということで、ホッキョクグマは毛を刈ると黒くなってしまいます。
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〜番外編〜
皆様は「夢」見ますか?
あれです、あの夜寝ている時にみるあれです
レム睡眠中にみられる現象らしく、脳にとって不要な記憶を消去している状態だとか、
記憶を整理しているのだとか、まだまだ夢は謎が多いみたいです。
そんな「夢」を最近すごい見るんです
昔からかなり壮大な、スケールのデカい夢を見る私。
スリリングな映画を一本見終わった後のような疲労感と共に朝を迎えます![]()
最近の私の夢 TOP3![]()
第3位
「帰り道には泥水を撒き散らすスプリンクラー
」
第2位
「飛行場は崖の上 〜家族旅行編〜
」
第1位
「極悪の組織から友を救え!〜空を飛ぶは最強説〜
」
です。
…お気づきの通り、夢って、自分しか見ることが出来ないので、
どんだけ面白くても、壮大でも、相手には伝わらないんですよね![]()
このドキドキハラハラがお伝えできないことが、悔しい限りです![]()
今週はここまで!
最後までお付き合いいただきありがとうございます![]()
また、来週![]()






